NO MORE NUCLEAR

We've had already enough
南相馬の復興
    原発はもういらない。南相馬市は必ず復興する
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南相馬通信vol.1 2012/5/10

2012 年 05 月 15 日 カテゴリ:南相馬ニュース, 運営日誌

No More Nuclearの鎌田です。

南相馬市に帰ってきて、一ヶ月がたちました。

これから、地元南相馬の様子を定期的にアップしていけたらと思っております。

東京で知る情報と、こちらに居て毎日地元の地方紙やラジオやテレビで知る情報量があまりにギャップがありすぎることにびっくりしています。

こちらでは、毎日仮設住宅での問題や、原発関係のニュースや、放射線量や、地元の人の意見などの情報が入ってきます。

地元の人にとっては一番欲しい情報であるということも確かですが、東京で知る情報量の違いがありすぎて、あらためてより身近な問題だと実感しています。

4月16日から警戒区域になっていた20キロ圏内の一部が、泊まりはできないものの、出入りが自由になりました。今までは、申し込みをして防護服を着て、時間制限があるなかでの帰宅。いつでも自由に個人で入れるようになるとのことで、南相馬市による説明会が原二中の体育館で行われました。

*今回の警戒区域解除は、あくまで復興のための業者が入って作業できるためのもの。

*自由に出入りできても住めるわけではない。

*除染をしたり、家を片付けたりしてもいいけど、ゴミや瓦礫をそこから外に出してはいけない。

*警戒区域内の除染や家の補整などは国がこれからする予定。(未定)

解除になったからといって、喜ばしいことは、自由に家に帰れることぐらいです。

説明会でも、質疑応答になったとたん、みんながマイクの取り合いってくらい、文句や意見の言い合いになってしまいました。

上下水道施設が津波でやられてしまっていて解除になっても、小高区は上下水道が使えません。

水道の復旧は早くて、来年の3月になるとのことです。

警戒区域解除になったら、東電からの保障が少なくなったり、なくなったりするんじゃないかという心配の声もありましたが、それはないとのことです。

個人的には、いままで住み慣れていたかけがえのない家、お金には換えられないそれぞれの生活ができなくなってしまったのだから

どんどん、優遇されてほしいし、保障も納得できるくらいもらって欲しい。

だって、自殺するほど追い込まれているかたや、仮設住宅で孤独死をするご老人、精神病に苦しむかた、

前向きに考えることが出来る人間ばかりではありません。

警戒区域内、沿岸部にある小高区塚原。 左奥に見える堤防まで家がビッシリありました。

警戒区域内、小高区市街地。手付かずなままの倒壊家屋。

警戒区域内、小高区の同慶寺。ここにいる生き物は、一年間人間に邪魔されないでのびのびと嬉しかったかな?さみしかったのかな?と考えました。

市の施設に行ったりするといろんな冊子があるもので、

「個人での除染の仕方」という冊子もありました。

こんなの個人単位でもやってくださいってこと?と思ってびっくりしましたが、実際みんな市や県や国がやってもらえるのを待っているより自分でやったほうが早いという考えなのか、個人的に土を取り除いたりしている家庭が多いようです。複雑な思いですが、目に見えないものから身を守る方法として、自分が住んでいる家の周りだけでも低くしたいという気持ちからなんでしょう。

結局その土は敷地内に、置いておくしかないんですが・・。

今日、原町第一小学校の前を通ったら、マスクをしながら、校庭で体育をしていました。今まで体育の授業は体育館のみだったので、またひとつ前の生活に近づけた気がしますが、自分が子供の親だったら、また複雑な想いなのかなと思いました。

実際、市内の小中学校の校庭は除染がすんでいて、線量はだいぶ低くなっています。

震災時、2011年3月11日南相馬市人口、71561人。

震災後、2012年5月10日現在での南相馬市の人口は、46929人。

まだまだ復興への道のりは長いと、改めて感じた一ヶ月でした。

原町区、野馬追メイン祭場である雲雀が原の桜。今年の野馬追は、7/28、29、30です!土日だからぜひ観に来て下さい



2件のコメント : “南相馬通信vol.1 2012/5/10”

  1. おいちゃん より:

    15年前に原町区から静岡県に移りました。震災以来、故郷の事、親戚、知り合いの事を思う事が多くなり、自分にも何かできないかと考えるようになりました。 故郷の復興のために故郷に戻られた鎌田さんの行動は私にもなんらかの影響を与えたような気がします。近いうちに私も復興に協力できるよう努力したいと思います。 小高、原町の写真をみて思わずコメントさせてもらいました。

  2. こーりななえ より:

     お久しぶりです。お元気ですか。私はだいぶ大学生活に慣れてきました。慣れすぎて少しルーズになってしまっているような気がして、また気を引きしめないとなあと思っています。福島のこと、原高のこと毎日考えてます。近くの八百屋で福島産が売っていたら嬉しくなります。東京にきて、原発・震災の情報のなさにびっくりしました。まだまだ復興はしていないのに、もう世間は違う話題なんだな、と時々悲しくなります。早く夏休みになってそちらに帰省したいです。

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